子宮環境を健やかに整えてくれる一つの要素に
「女性ホルモン」の存在があります。
女性ホルモンは、私たち女性の心・体を大きく支配します。
そのため、この作用をしり、上手におつきあいしていく方法をお伝えいたします。
女性ホルモンとは?
ホルモンという言葉は、
「呼び覚ます・刺激する」というギリシャ語に由来するといわれ、眠っている身体を目覚めさせ、成長や代謝に特定の影響を及ぼすことから名付けられました。
基本的には、身体の恒常性(ホメオスタシス)を保つために、特定の器官や組織によってつくられるホルモンは、体内を循環する血液などの体液により離れた場所まで運ばれ、少ない量でも身体に大きな影響を与えます。
女性ホルモンには、2種類あります。
一つは、エストロゲン。二つ目は、プロゲステロン。
この2つが連動しあって、一つの月経周期をつくりあげ、女性の毎日の生活をつくっています。
この2つのホルモン量は、28日周期で変化するといわれています。
ホルモン分泌を管理するのは「脳」です。
脳が “指令” や “分泌量の把握” を司ります。
そのため、ストレスや環境の変化などにより、脳が影響を受けると、その指令が乱れ、その指令を受ける卵巣や卵胞や黄体の働きの乱れ、女性ホルモンの分泌にも影響がでてきます。
また、女性ホルモンの働きは、全身に影響を及ぼします。そのため、女性ホルモンの作用や仕組み、特有のリズムを知る必要があります。これを知ることで、女性ホルモンのリズムに合わせたライフスタイルを構築されていくと、自ずと、健康を守ることに通じるのです。
- エストロゲンの働きは?
- プロゲステロンとは?
正常な 生理とは?是非チェックしてみましょう。
ご自身の 月経周期 や 月経中の体の状態を振り返ってみましょう。
月経は、女性ホルモンの健康度合いをみる分かりやすい指標となります。
チェックしてみましょう。
①生理期間 25ー38日
②生理持続期間 3ー7日
③経血量 20ー140g
(ナプキンを2時間おきに交換して安心してできる量。2ー3日目に量が多く次第に量が減る。)
④経血の色 1日目は薄い赤。2ー3日目は鮮やかな赤 4ー5日目はやや黒っぽい
⑤生理痛がほとんどない。
⑥低温期と高温期に分かれている。(分かれていない場合は無排卵の可能性がある。)
*上記のチェックをして、何か気になる点があれば、必ず専門医にみていただきましょう。
月経期、エストロゲン期、プロゲステロン期の過ごし方
- 月経期=「リセット期」の過ごし方
・体温が低下し、身体もだるくなる。
・経血と共に、身体に溜まった毒素を排出する大切な時期。
・ゆったりと心身を休めて、アクティブ期に備える。
《過ごし方》
・自分のやりたいことをやり、がんばり過ぎないこと。
・生理直前は、冷えが強くなりやすい。
身体が重い日は、入浴を避けて足浴・手浴等で身体を温める。
・貧血になりやすいため、鉄分の多い食事を心がける。
- 月経期終了~排卵まで(エストロゲン↑↑)=「アクティブ期」
- 排卵期から月経開始前まで(プロゲステロン期)=アンバランス期
まとめ
女性の生活リズムは、男性のシステムとは全く異なるため、特に男性からの理解や協力は絶対不可欠。
女性ホルモンは、ストレスの影響を直接的にうけやすくその結果、女性の心身全体のバランスを崩しやすくする。
だからこそ、ストレスを軽んじず、食事/睡眠/心と身体のケア を日常的に気をつけていく必要がある。
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